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佐々木 幸男; 井沢 庄治; 吉田 芳和
保健物理, 6(2), p.97 - 99, 1972/00
放射性塵埃を吸入した場合の被曝線量評価は全身カウンタや排泄物分析などにより行なわれているが,これらによる検査が必要か否かの判断の目安の一つとして,作業現場における空気汚染モニタリングがある。この方法において個人の吸入量を代表していると考えられる個人サンプラの示す値と定置サンプラの示す値を比較すると,長期間の平均値を解釈する場合に個人サンプラの測定値が定置サンプラのそれの10倍と仮定することが適切であるが,短期間に採取した試料からの単一な結果を解釈する場合には1001,000倍になることさえあると報告されている。このことからも明らかなように一般に空気汚染モニタリングから評価された吸入量と実際の吸入量との関連づけはむずかしく,また事故時など不測の場合にはモニタリングされていないことが多いなどの問題がある。これを補い,しかも現場で簡単に行なえるものとして,鼻孔内汚染検査や呼気測定がある。